不思議なお魚パティとラフィーネ 第 6 話 遠くへ行ったミーシャ 2001.03.03
パティの家族構成 | お母さん:ミーユ お父さん:マルーロ 長女 :ラフィーネ 次女 :パティ 長男:マーロ |
パティ | 31年前の思い出の小学生 |
お母さん ミーユ | パティに名前をつけてくれた、とっても優しくて素敵なお姉さん |
ミーシャ | ミーユの会社の仲良しさん 優しくて明るくて素敵なお姉さん |
マリリン | ミーユの会社の仲良しさん フラミンゴの精かなっ |
ユミ先生 | くだもの村の病院の先生・マスカットの精です |
エンジェルyukiさま | Angelさん 天使のようにやさしい人 |
なかよしのミーシャが転勤・ 元気でね
ミーユと一緒にお仕事しているミーシャが 転勤することになりました。 あっさりしたミーシャ くったくのないミーシャ そこぬけに明るいミーシャ ![]() リスのミーシャ 話す言葉に、いやみを感じさせないミーシャ 時にはバッサリ切り返すミーシャ 男性もタジタジだっ そんなミーシャが遠い東の方へ行くことになりました。 今日は会社の仲良しさん、マリリンも呼んでいます。 ![]() マリリン ミーユの家族とマリリンとミーシャで『お別れ会』 マリリンはちょこっと、ひっこみ思案のところがあります。 思いやりが深いのですねっ。 さてさて、ミーユの手作りのごちそうです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「わぁー おいしそう。 母さん なかなか やるー♪」 パティのうれしそうな声 ![]() |
「さぁ みんなで食べましょう」ミーユがいいました。 「いただきまーす。 うっ! おいしーい」 ミーシャは元気な声で言いました。 「マリリンもどうぞ さっ どうぞっ たべてっ」うながすミーユ 「はい ありがとうございます。 いただきます」 マリリンのちょっと小さめの声 食べながらミーユが言いました。 「ミーシャ仲良くして頂いてありがとう。 どこへ行っても、いい友達でいましょうね」 「ミーシャおねえさん お便りちょうだいね」パティとラフィーネの声 ![]() ラフィーネ ![]() パティ 「オーケーー まかしといてっ メールでいくよっ。 ラフィーネっ!」 「うわぁーい うれしいーー♪」ラフィーネはミーシャが大好きなんです。 みんなで食べながら楽しかった思い出話をいっぱいしました。 楽しい時が過ぎ そろそろ、お別れの時間が迫ってきました。 「パティ ラフィーネ。 おいで、 ミーシャお姉さんが行ってしまうわよ」ミーユがいいました。 ![]() 「ミーシャお姉ちゃんっ いってしまうのー」 パティの悲しそうな顔 「いかないでー おねえーーちゃーん」 ラフィーネは泣いています。 |
テレ屋のラフィーネの大好きな、ミーシャお姉ちゃん。 いつも、ラフィーネっ ラフィーネってミーシャは遊んでくれました。 ![]() ![]() リスのミーシャ ラフィーネの心の中にはミーシャとの思い出が一杯詰っています。 ミーユが話しました。 「パティっ ラフィーネ… ミーシャお姉さんはお仕事なの だから 行かないわけにはいかないのっ ねっ 分かってあげなさい…… また戻ってこれるかもよっ…… 行かなくて済むのなら、皆んなと一緒にいたいわよっ さぁ みんなで笑顔でお見送りしましょう」 ![]() |
「ミーシャー ミーシャー ミーシャおねえさーーん いってらっしゃーい また かえってきてねーー きっと きっとよーー みんなでまってまーーす」 「ありがとう ミーユ パティっ ラフィーネっ そして マリリン… かならず戻ってくるからね。 マリリンにラフィーネっ もっと積極的になるのよっ いいわねっ 迷った時は一歩前へ足を踏み出してみるのよっ。きっとうまくいくから……」 そういうとミーシャは天に向かって走る列車に乗りました。 パティとラフィーネは、空を飛んでお見送りしました。 天を走る列車はエンジェルyukiさまのそばを通りました。 「あらっ ミーシャ どこへおでかけなのっ」エンジェルyukiさまの声 ![]() エンジェルyukiさま 「あっ yukiさま 私は東の方へ転勤になりました」 「そうですか。ミーシャは人気があるから、あちこちでひっぱりだこですね。 それで もう 行くのですか」 「はいっ 今、ミーユにご馳走とあったかーい心をイッパイ頂きました」 |
「そうですか。ミーユはとっても優しくてあたたかーいからね。 よかったですね。気をつけて行って下さい」 「私達はいつも天の上からミーシャを見ています。 また、戻ってこれる日を祈っています」 「では天使の国の皆んなでお見送りします。 いってらっしゃーい。 ミーシャーーー」 ![]() 「yukiさま みなさま いって参ります」 ミーシャが東へ行ってから……何日かが過ぎたある日…… ミーユの家にクロネコさんが荷物を届けに来ました。 送り主は「ミーシャ」 便りも入っていました。 ![]() 落花生の沢山とれる所だって 送ってくれました。から付きピーだっ。 へぇー ディズニーもあるんだ。 ミッキーやダックに、いつでも会えるって…… いいなぁ |
えっ なになにっ! ちょっと疲れ気味だって……心配だなっ! ミーシャは新しいところでのお仕事、とても疲れて帰ってきました。 なんだか首を悪くしたみたい。 イタイ イタイ どうしたのかなっ。 くだもの村のマスカット病院へ行くことにしました。 そこにはユミ先生という、とてもやさしい先生がいました。 マスカットの精のユミ先生が診てくれました。 ![]() ![]() ユミ先生 「先生 首が痛いのですが……」ミーシャの悲痛な声 「うーん これは 引っぱった方がいいですね。 それとあっためるとすぐ治ります」 「先生っ お願いします。 とても辛いんです」 「分かります分かります。では、そうしましょう。 こちらへどうぞ」 あごと頭に輪っかを引っかけて、上へ引っ張るリハビリ…… ちょっときついかな…… 「うっ うーん」苦しそうなミーシャの顔 「大丈夫ですか? きつくないですか? よろしいですか?」 ユミ先生の優しい声 「えっ えぇ なんとか…… 大丈夫です」 引っ張られているので、声にならないけど、心の中で答えました。 ギューーーーー と引き上げられます。しばらくするとおりてきます。 ひっぱり上げられて、おりてきて… 引き上げられておりてきての繰り返し20分 「ピンポーン」終りのチャイムが鳴りました。 「ミーシャちゃん 終りましたよ。どうですか」 ユミ先生がたずねました。 クルクルっと首を回しているミーシャ 「せんせーい よくなりました。すごーく 軽くなったわっ」 ![]() リスのミーシャ 「ランランー♪ ララ ラ♪ ララララ ラララー♪……♪」 鼻歌も出てきました。やったーーー いつものミーシャに戻った。 「ありがとう せんせいっ ユミせんせーい♪ ありがとう」 こうしてまたミーシャは元気な毎日を送っています。 |
お わ り