不思議なお魚パティとラフィーネ 第12話 ムッキーとノーノ      2002.02.22

 
第12話の仲間たち
パティの家族構成 お母さん:ミーユ   お父さん:マルーロ
長女  :ラフィーネ  次女 :パティ   長男:マーロ
パティ31年前の思い出の小学生
お母さん ミーユパティに名前をつけてくれた、とっても優しくて素敵なお姉さん
ノーノパティの友達の 野乃花ちゃん
ムッキーノーノのお兄ちゃん 睦揮くん
サーニャノーノとムッキーのお母さん 佐規子さん
マーズノーノとムッキーのお父さん 正純
アッコばあちゃんノーノのおばあちゃん 愛子(マーズの母)
エンジェルyukiさまAngelさん   天使のようにやさしい人


ノーノは一年生、みんなでお見送りしましょう


 あらいぐまのノーノはこんど一年生
 天使の学校へはいります。


 お兄ちゃんはムッキー
 天使学園の3年生
 カッコいいんだぞーーー


 これから毎日ノーノの手をひいて行くことになります。
 妹思いのムッキー


 ムッキーにまかせておけばノーノも大丈夫
 お母さんも 安心


ノーノ
    ねぇー ノーノっ いちねんせいだねっ
    うんっ うれしいなっ




 ノーノが泣いていると ムッキーはお母さんの変わりに
 ダッコやオンブします。おうまさんもします。
 おやつもあげるんだっ。


ラスカル
ムッキー


「はいっ ノーノ きれいにあらったよっ」


 ムッキーの優しさや思いやりは、お母さんサーニャから頂きました。
 2人のためにいつも頑張ってくれるお母さんを見ていたムッキーは
 お母さんの力になってあげたい気持ちでいっぱいです。
 




 でも、口ではなかなか言えません。
 態度で示すのが精一杯です。テレるんだよなっ。チョビット…
 幼い子供の心の中には、大人にもないほどの、大切な大切なものが育っていました。


 つかれているお母さんをみると
「お母さんは 休んでてよっ…… ノーノのことは心配ないよ。見てるから……」



「ノーノ 広場へ行こう パティ達も来てるかもっ」
「うん」 そういうとノーノの手をひいて広場へ向うムッキー
     踏み切りを越えると広場があります。


 広場では、いつものようにパティが遊んでいます。


広場


 ミーユお母さんも、お姉ちゃんのラフィーネもいます。



「ノーノ おいで」パティの声
「ノーノ 明日から学校だねっ 一年生かー♪」


ノーノ


「そうだよっ」
「学校へはムッキーと行くの?」
「うん 兄ちゃんとね」


 翌日の入学式
 ムッキーは、ノーノの手を引いて行きました。


学校


 お母さんサーニャも一緒です。
 今日は、ノーノのためにお仕事を休んでくれました。
 よかったねっ ノーノ……



 パティとお母さんミーユもお見送りです。


ミーユ


「ノーノ 1年生おめでとう いってらっしゃい。
 帰ったらおいでっ…♪ 空を飛んで遊びましょ」


 おやおや ノーノのおばあちゃんもみえますよ。 



アッコばあちゃん


 ノーノも気がつきました。



「おばあちゃーん アッコばあちゃーん いってきまーす」
「ノーノ お・め・で・と・う」


 ムッキーも気がつきました。
「おばあちゃーん ノーノはちゃーんと連れて行くから、心配ないよー
 学校から帰ったら、ばあちゃんとこへ行くから待っててー」


 


 素敵な兄妹 ムッキーとノーノ…


 きっと思いやりを持った、やさしい大人になっていくことでしょう。
 天使の国のエンジェルyukiさまもいつも見守ってくれています。


ユキさま
エンジェルyukiさま


 遠くへ仕事に行っていたノーノのお父さんマーズも帰ってきました。
 ノーノの入学式に間に合うように帰ってきたんです。
 これからは、家族みんなで幸せに暮していくことでしょう。



 アッコばあちゃんの目から涙がこぼれています。


アッコ


 ずーと この日が訪れることを祈っていた、ばあちゃんでした。



 いろんな出会いがありました       過ぎ行く人もありました
 ステキな出会いもありました       心の許せる人がいた
 何でも話せる人がいた          気持ちのやさしい人がいた
 お互いに…… 近くにいたのに気がつかず 回り道して出会った二人
 しっかり握ったあの手とこの手      熱い二人の…… 手と手の中にあったのは


 「幸せ」という名のぬくもりでした。しあわせ



   お わ り