不思議なお魚パティとラフィーネ 第19話 アーサとリーゼ     2003.02.20

 
第19話の仲間たち
パティの家族構成 お母さん:ミーユ   お父さん:マルーロ
長女  :ラフィーネ  次女 :パティ   長男:マーロ
パティ31年前の思い出の小学生
お母さん ミーユパティに名前をつけてくれた、とっても優しくて素敵なお姉さん
アーサちゃんおねえちゃん しょうがくせい
リーゼちゃんアーサちゃんのいもうと ほいくえん
マリー天使さまに仕えている ひまわりのせい
レイリー天使さまに仕えている にじのせい
エンジェル天使のほいくえんのエンジェルたち
ミヨせんせい天使のほいくえんのせんせい・ほんとのほぼさんです
エンジェルyukiさまAngelさん   天使のようにやさしい人


天使のうさぎさんになって天へのぼっていった アーサとリーゼ


 アーサは しょうがくせい
 リーゼは まだ ほいくえんへかよう かわいいこどもです。


 ゆきのふる日に ふたりは天使のくにへ のぼっていきました。
 いまは 天使の ほいくえんにいます。


エンジェル  エンジェル
エンジェル エンジェル エンジェル
アーサリーゼ
   アーサ      リーゼ


 天使ほいくえんの エンジェルたちといっしょです。
 ほいくえんでは ミヨせんせいが みてくれています。


 きょうは パティとラフィーネも 天使さまのところへ きています。
 アーサとリーゼのことが しんぱいで おみまいに きているのです。


 ふしぎなお魚 パティとラフィーネは そらをとんだりできます。
 いつも みずのなかに いるわけでは ありません。


パティの家族


 パティは そらをとんで あそぶのが だいすきです。
 いつもは パテイのひろばへ いくと あえます。


 天使さまのところへ いったりきたりできる ふしぎなお魚です。
 天使のくにの いりぐちを しっているのです。



 パティは  まほうはつかえませんが
 天使さまに おねがいすることは できます。
 天使さまは ふしぎなまほうが つかえるんですよ。


天使さま
天使のエンジェルyukiさま


「ミヨせんせい アーサとリーゼはどうですか?」
「ええ よわっていましたが もうだいじょうぶです」


ミヨ先生
ミヨせんせい


「こちらへきた日は とてもさむい日でしたから からだが ひえていました。
 エンジェルたちと あたたかく つつんであげてから よくなりました」

 ゆきのふる日に おおきなきのしたで よこになっているのを
 パティたちがみつけ しらせてくれたのでした。


「パティ 天使さまに しらせにいっておくれ…」ミーユがいいました。

パティ
パティ


「はい かあさん」


 ミーユとラフィーネは、ふたりが これいじょう
 ひえないように あたためながら パティのかえりを まっていました。



「天使さま かわいい こどもがふたり だきあって よこになっています。
 こんな ゆきのふる さむい日なのに おかしいです」


「わかりました。ひまわりのせい マリーをいかせましょう。
 マリー いってきておくれ」


「はい」 マリーマリー


 パティは ラフィーネのまっている きのしたへ マリーともどってきましたが
 ゆきのように 白いはねのあるうさぎが 天へのぼっていくのが みえました。


天に昇るアーサとリーゼ


 天使のうさぎとなって 天使さまのところへ いったのでした。


 天使のくにの  ほいくえんでは
 きょうは あかぐみさんは おえかき


おりがみのきつね
 おりがみのきつね
おひるねとりさん
 おひるねとりさん
みどりのねこ
 みどりのねこ
せんせい
 せんせい


 あおぐみさんは おりがみ
 きいぐみさんは せんせいの おはなしかいを きいています。


「みなさん あつまってください」ミヨせんせいが いいました。
「これから あたらしい おともだちを しょうかいします」


 アーサとリーゼのしょうかいです。

「こちらが おねえちゃんで アーサちゃん。
 こちらは いもうとの リーゼちゃんです。
 そうでしたね」

「はい」


「げんきになったので みなさんといっしょに えんの せいかつを はじめます」
「なかよくしてあげて ください」


「はーい」


「アーサちゃんは しょうがくせいですが ふたりを はなればなれにするのは
 かわいそうですから リーゼちゃんと いっしょに ここにいます」



「みなさん もうすぐ ひなまつりが きますね。
 みんなで アーサちゃんとリーゼちゃんを おひなさまにしましょう」

「はーい」


 タパタパタ ポン ポン  ほほべにを ぬるおとです。
 かみを うえにあげてまるくして……


 あたまのうえに かざりをつけましょう
 くちべにも うすーく ぬってみましょうね。


 おひめさまの きものは みんなで ちからをあわせて きせました。
 これがいちばん むずかしいですね。

 さいごは おおぎを もたせましょう。


「せんせい ミヨせんせい アーサちゃんはできましたよ」


アーサひめ
     アーサひめ


「そう リーゼちゃんも もうすぐおわります」


「はい リーゼちゃん おおぎをもってー
 はい できあがりました」


リーゼひめ
     リーゼひめ


「せんせい きれいですか… わたし」アーサがたずねました。


「ええ ふたりとも とってもきれいです。 おひめさまですね。
 アーサひめ と リーゼひめと よびましょう」

「ええー わたしたち おひめさま ですかー」


「みなさん みてください」

「うわーー アーサちゃんもリーゼちゃんも きれーーい。
 かわいいーーー いいなーー♪」


「では みんなで ひなまつりのうたを うたいましょう♪♪


♪あかりをつけましょ ボンボリにーーー おはなを  あげましょもものはなーーー♪
♪ごーにんばやしの  ふえたいこーーー きょうーは たのしいー ひなまつりーー♪



 このようすをみていた 天使さまが ふたりに おくりものをしました。


天使さま
エンジェルyukiさま


 天使さまの かんむりに ついている
 まるーい すいしょうだまから にじが でてきました。


 アーサちゃんとリーゼちゃんは そのにじにつつまれ…
 にじの ゆりかごにのって ふわふわと うきあがりました。


アーサ・にじのゆりかご リーゼ・にじのゆりかご


 天使さまが いいました。
「にじのせい レイリーや ふたりを ほいくえんまで おくってあげてね」


にじのせい
   レイリー


「はい わかりました。 天使さま」
「たのみましたよ。きをつけてね」


 にじのゆりかごは
 アーサとリーゼが かよっていたようちえんへ ふわふわと まいおりました。


 ほいくえんでは おともだちみんなが おむかえしてくれました。
「アーサちゃん リーゼちゃん おかえりなさい」


 せんせいたちも なみだをうかべながら おむかえしました。


 地上の先生


 にじのせいレイリーは ふたりを ひなだんの いちばんうえまで おおくりしました。


おかしひしもち アーサひめ
アーサひめ
リーゼひめ
リーゼひめ
ひしもちおかし    

「アーサひめさま リーゼひめさま わたしは これで天使さまのところへ もどりますね」
「にじのせい レイリーさん ありがとうございました」


 そのご この  ほいくえんでは
 いちねんじゅう おひなさまが かざられることになりました。


 アーサひめとリーゼひめが えんじたちの まもりがみとして いつも みまもっているのです。

 お わ り